子供に見せたくない番組
子供に見せたくない番組、6年連続「ロンハー」
・・・まあ、妥当といえば妥当な結果だと思うけど。
個人的には好きなんですけどね、最近のロンドンハーツ。
昔の、浮気ばっかりするアホのガラ悪い素人が出てくる作りだったときは
好きではなかったんですが、「タレントしか出ない」という仕様になってからは
結構好きで、ほぼ毎週見てます。
そんな「この番組、肯定派」の私からしても、
まあ、確かに率先して子供に見せたいものではないわなあ、とは思います。
ちょっと槍玉に挙げられすぎじゃないかなとも思ったけど、
逆に「子供にはぜひロンハーを見せたいと思います！」って親は
それはそれでイヤだなあと思うわけで。
こっちの記事によると、
「ロンハーを選んだのは全体の１１％」とのことで。
１位とはいえ、別にブッチギリってほどでもないんだな。
「半数以上が選んだ」とか「主婦の８割が白くなると答えた」ぐらい
圧倒的なのかと思ったら、それほどでもないのか。
９位のリンカーンなんて、最近視聴率的に苦戦してる上に
「見せたくない」とか言われて散々ですな。
逆に「子供に見せたい番組」の方。
「単なる”勉強だけ”」ではなく「面白く見てもらえるようにしよう」という精神で
番組を作っているということは、評価されるべきだわなあとは思う。
「世界一受けたい授業」とか「Qさま」とかはね。
それが評価されて、こうやってランキングの上位に来てるのであれば
それは大したものだと思う。
だから「篤姫」とか「その時歴史は動いた」にはちょっと違和感。
いや、いい番組ですよ。
ただ、子供が見て「面白い」と思える作りにはなってないよなあ、って。
まあ、「Qさま」は原型なさすぎるけどね。
あの頃の「Qさま」なら、むしろ「見せたくない番組」だったろうけどね。
ガキの時に、親からバラエティ番組を
一切見させてもらえないという仕打ちを受けてた私としては
「学校でみんなの話に入れない」という辛さがあったわけですよ。
月曜日なんて、みんな土曜日にやってた
「ひょうきん族」か「全員集合」の話題なのよね。
どっちも見せてもらえなかった私は、もはやどうにもならん。
「オイーッス！」って言われたら
「オイーーッス！！」って返さなあかんかったわけですよ。
それが出来ない。そんなの知らないから。
もう孤立感が凄いんですよ。人コナーズですよ。
なので、そういう意味での「バラエティ番組の大事さ」ってのもありますよね。
子供たちのコミュニケーションツールとして、
バラエティ番組というものには存在する意義がある。
子供が、学校で、「なあなあ、昨日「その時歴史は動いた」見た？」とかいう
話はしねえだろ、っていう。
芸人のギャグとかやるのが子供だろ、っていう。
バラエティ番組見せてもらえなかったからといって、
じゃあその時間勉強をやったのかというと、
まあ、生来の頭の悪さ、要領の悪さ、集中力のなさ、サボり癖、
みたいなのがドーンと発動しまして、特に勉強するわけでもなく、というね。
だから結局、「何にも無い子」でしたね私は。
面白くもなく、勉強できるでもなく。
幼少期の私には、何も無かった。
まあ、その時の反動か、今はバラエティばっかり見てますがね。
ただ、嫌われ番組ロンハーの司会をしている
田村淳の頭の良さはすごいと思うんだよなあ。
「勉強が出来る」とか「難しい数学の問題が解ける」とかいう頭の良さではなく
「生きる上で必要な、頭の良さ」がすごいと思うんですよ。
「コミュニケーション能力」であるとか、「ピンチの切り抜け方」、
「みんなをまとめる（仕切る）能力」、「異性に好かれる方法」、
「後輩に慕われる方法」、「先輩に好かれる方法」、
「ちゃんと笑いもとりつつ、いいことも言ったり」、とか、そういう、
「そういうのが上手く出来れば、楽しく生きていける」って能力が、すごいと思うんですよね。
子供にはむしろ、そういう能力を身につけてほしい。
勉強が出来るのもいいことだけど、人生を楽しんでほしいんだ。
別に「ロンドンハーツ見てたら、そういう能力が見に付く」とは思わないけど、
ただ、そういう能力はどんどん養ってほしいと私は思っているのだよ。
・・・うん、まあ、子供いないんだけどね。
・・・・・・ええー。
なんか熱く語ってるなあと思ったのに。いねえのかよ。
「楽しんでほしいんだ」とかまで言ったくせに。いねえのかよ。
いや、でも、淳は人生楽しんでるんだろうなあと思うわけですわ。
まあ、一歩間違えたら「天才詐欺師」だなとも思うけど。
ただ１つ、「PTAに好かれる能力」だけが無いんだよなあ。
なんかで、「ザ・ベストハウス１２３」について
「僕のやってきた番組の中で、初めてPTAの皆様から
好意的な意見をいただける番組になってるので、大事にしていきたい」
とは言ってたけど。
