またもALI PROJECTの話なわけですが



ここでレンタル店に置いてなかったと書いた

アルバム「Dilettante」と「.hack//Rootsサントラ」がー!!

ということでそらもう聴きますわなー。

小室哲哉プロデュースによる芸人アルバム「ガチコラ」もあったけど

空だった(誰かに借りられていた)ので、これはまた今度。



amazonでのレビュー

(「アフィリエイト」ではないので

「アフィはクリックしたくない」という方もご心配なくクリックどうぞ。

ちなみに私もそう思うタイプです。

余談ですが、上のリンク先は「イメージを拡大」をクリックしても

なぜか拡大表示されないという愉快な仕様となっとります)にあるように、

「2005年リリースという事で戦後60年を意識」という色合いが濃いです。



早速1曲目「愛と誠」を聴く。

・・・おお、普通に人に勧められる歌だー。

いい歌じゃないですか。いい歌詞。

「愛と誠」っていうから新撰組が関係してるのかと思ったら

ほんとにそういう感じ。

「大志」とか「誉(ほまれ)」とか「大和男児」とか

そういう「和」な感じの言葉が多いです。

「1000年先まであなたを愛すると誓う」ですって。

普通にいいフレーズだなあ。前向きで。



アリプロの歌はだいたい、猟奇的だったり大人な感じだったり

破滅的だったり退廃的だったりと(いや、そこが私は好きなわけですが)

なかなか人に勧めづらい部分があったりするのですよ。

禁じられた遊び」なんて

冒頭から何がどうなってるのですかって感じだったりします。

でも「愛と誠」はいいですよ。普通に勧められる。



何より、「聴いただけで歌詞が分かる」ってのがいいですね。

昨今のアリプロの歌は、聴いただけでは分からないのが多い。

カツゼツが悪いわけではなくて、難しいの。言葉が。

んで、歌詞カードを見るんだけど、今度は漢字が難しくて読めない。

亡國覚醒カタルシスの歌詞カードを見ると

「未来」に「あした」とか「時代」に「とき」とか振り仮名があるんですが

「暗渠」とか「谺」とか「磔刑」とかには振り仮名が無いのです。

むしろ前者の方が自然に読めるんだよなあ。

「本気」と書いて「マジ」と読むみたいな、前者の方が。



「快楽」なんて普通は「かいらく」としか読まないもんなあ。

でも聴いたら「けーらく」って言ってるようにしか聴こえない。

「かい」が「けー」ってなんだろ。

「知らんのかい」のことを濃い関西弁で「知らんのけー」とか言ったりするけど

まさかそんなことじゃないよなあ。なんで急に濃い関西弁になんねん。

で、調べてみたら、「けらく」って読み方もあるってのが分かったわけですよ。

メロディの関係で「けーらく」って伸ばして聴こえるけど「けらく」なのね。



そんな中において「愛と誠」は歌詞が分かりやすい。

分かりやすいし、前向きでよい。

ある意味「白アリ」なんだと思う。

最近アリプロさんはひたすら「黒アリ」になってるけど、

これはその中で珍しく「白アリ」。

これは素晴らしい歌だと思います。

私の今年のスキウタランキング、初登場で2位。

1位は亡國。3位は阿修羅姫。アリプロばっかりやないけー(濃い関西弁)。



そんなDilettante。さて次は2曲目「人生美味礼讃」。

はい来たこれアリプロワールド全開。

普通は歌詞に「腐臭(ふしゅう)」なんて言葉使わないんですよ姐さん。

みんなで何かを食べてる歌なんですが

何を食べてるのかが分かりません。

「この世に食せぬものなど無し」って言ってますが何だろう。

最後の2行から何か推測できそうだけど、あえて考えないという酔狂。



しかし10曲目「鎮魂頌」。これはまたいい詞で。

この歌に関しては作詞&ボーカルの、宝野アリカ姐さん本人による解説があります。

・・・ほら、いい詞でしょ。「戦後60年」に関係する、普通にいい詞。



1曲目「愛と誠」、6曲目「昭和恋々幻燈館」、

10曲目「鎮魂頌」、あたりは無難に勧められます。

このへんからアリプロの世界に入ってみるというのはいかがでしょう。

そこから他の曲にも触手を伸ばしていくという形がよいのではと。

深入りするのがいいかどうかは、なんとも言えませんけどもね(^^;



超ベテランであって一部にカルト的な人気があるけど

一般的にはほとんど無名の芸人「テント」がよく言う

「義務教育やないからねー

ついてこられへん人は置いてくよー」という感じです。アリプロは。

「一般の人にウケる、売れる歌を作ります」という姿勢はまったく無いと思います。

だから、すんなり受け入れられる人も少ないかと思いますわ。

ただ、最初に聴いたときは抵抗があっても

何回か聴いてるうちにクセになっていく、

そういう感じはあると思います。

アリプロ好きを公言する私でも

「まだ聴いたことの無い歌」を聴いたときには

ちょっと抵抗がある場合もありますのでね。

最近では「.hack//Rootsサントラ」収録の「GOD DIVA」とかね。

今ではすっかりヘビロテですが。



.hack//Rootsサントラ」収録の「白堊病棟」は、

たぶん演歌なんだと思います。

アリプロ流演歌。悲しい歌だなあ・・・。

んで、このサントラ、「ボーカル入り」なのは4曲のみで

後は全部インストなんですね。

まあ、「サントラ」というのはだいたいインストなんですけど。

アニメ自体を見ていないので、

それぞれの曲に対する思い入れはなんにも無いんですが、

でも全部、「ああー、アリプロだなあー」って思わせる作り。

名前伏せられて聴かされても

アリプロですよね?」って分かると思う。

詞は無くても暗黒感があって、よろしいと思います。







ちなみに、去年発売のアルバムに収録の「愛と誠」が

なぜ今年になって一部で盛り上がっているかというと

アーケードゲームポップンミュージック14」に収録されているからです。

ゲーム内での曲名は「愛と誠」ではなく

アリプロ」になっているらしい。

音ゲーは一切やらない(というか「出来ない」)んですが

これはちょっとやってみたいところ。

アリプロ」は難易度的にもそんなに高くないらしいし。初心者向けなのかな。







そんなアリプロ新曲が発表に

このアニメ自体は正直どうでもいいのですが

曲がものすごく気になります。

「勇侠青春謳」というタイトルからして、

そんなに暗黒ではなさそうという感じはしますね。

発売は10月25日。

9月末には「.hack//Rootsサントラ」第2弾も発売ということで。







ちなみに、「亡國覚醒カタルシス」の歌詞の中に

「陽脹爛滴磔鏖壁」と、

「日月火水木金土」を含む字が

全て揃っていることに気が付いたので

ほんとはこの「はてなダイアリー」の曜日の表示を

「陽脹爛滴磔鏖壁」に変えたいんですよね。

でも、自由なカスタマイズの出来る

この「はてなダイアリー」も、それは出来ない模様。

いや、まあ、手動でタイトルのとこに

書くようにすればいいと言われれば

それまでなのですが。







〜備忘録書くぜカタルシス

年末に書こうと思ったことだけど

それまでの間に忘れてしまわないようにここに書いておこう。



ほら、毎年、「今年1年を表す漢字1文字」ってのが

発表されるじゃないですか。

あれ、自分だったらなんだろうって考えてみた。



今年は、「」かな。



・・・こわっ!

なんじゃこれ。

なんかオレものすごアブない人みたいやないの。



じゃあ、もっと無難に「蟻」でいいんじゃね?



ああ、なるほど。

それだと普通で分かりやすいね。

・・・普通か?

ほとんどの人が意味分からんやろ。

「今年の僕は蟻でした!」

何言うてんねんてなるわな。

ぽかアーントするわな。



・・・ああ、えーと、今の無し。蟻だけど無し。







上でも紹介した宝野アリカ姐さんのページ。

「亡國」のこの写真はいいなあと思う。

歌詞カードにも載ってる写真なんですけどね。

ちなみに、ジャケット画像はこんな感じ。

amazonですがアフィではないので安心してクリック(以下略))

あー、いいですねえ。非常にいい雰囲気。

「萌える」とかいうのではなくね。単純に「かっこいい」と思う。

思わずデスクトップの背景にしました。赤くて目が疲れるけど。



「亡國覚醒カタルシス」のジャケットとPV見すぎて、

いよいよ「ゴシック調の衣装ってのもいいなあ」とか

思うようになってきた。

なんだったら、ちょっと着てみたいとさえ思う。

・・・こんなキャラじゃなかったのになあ。変な覚醒したなあ。



ゴシックってのは、いわゆる「ゴスロリ」の「ロリ要素」の無いやつね。

そうそう、だから、シベリア超特急水野晴郎とかいいよねー。

・・・いや、それは別によくねぇ。軍服ならなんでもいいわけじゃねぇ。

派手目の和服とか、そういうのね。昔の椎名林檎的なやつ。

そういうのがいいなあと思うようになってきた。

まあ、普通に日常生活を送るには困難きわまりない衣装なのだけれど。







今年の6月から急に好きになりだしたアリプロジェクト。

だから知らないことが多い。

いろいろ知りたいと思い、調べる。

そんな折、アリカ姐さん自身のページに

こういう記述を発見。



「「koari」名でパラパラなんかも歌う」



パラパラですか! それはまた予想外な。

koariというのは、ラサール石井がCMやってる保険会社ですかね。

違いますね。



「他。CM SONGたくさん。

マクドナルド/キッチン・ハイター/

クリアクリーン/かかとぷるぷるジェルシート(N)etc」



CMソングまで! これもまた予想外な。

キッチンハイターとはこれまた家庭の匂いのする代物。

なんとなくイメージ的に、

「普通に結婚してて普通に子供がいてて」っていうことが

あってほしくない人なんですよね。アリカ姐さんはね。

だから、こういう家庭的な商品のCM歌ってるのが

実に意外でしたわ。聞いてみたくもあるけど。



ちなみに私が持ってるアリカ姐さんのイメージは、

「黒魔術とか悪魔召喚の儀式の行われそうな

全体的に黒色ばかりの部屋で

ロウソクの灯りで本を読んでいる」という感じです。

・・・あんまいないと思うぞ。そんな人。



あと、敬称が「姐さん」なのも、私の持ってるイメージ的なものゆえ。

芸人っぽくもなってしまうのだけど、

そっちではない意味合いの方。

少なくとも、”普通”(カタギ)というイメージではないので。







・・・・・・しかし、ブリトラアリプロを並べて両方を絶賛してるって

変な文章だなあ。

音楽の傾向として明らかに両極端なのに。

どっちも、あんまり一般ウケはしないのかな、って意味では

同じかもしれないのだけど。

あと、テレビのゴールデンタイムで放送できない歌が多い、

って共通点もある。