行きつけの超高級寿司屋の謎



私がよく行く、超高級寿司屋があります。

ごめんね。いい寿司屋さん行っちゃって。

こんなこと書いたらイヤミっぽくなっちゃうかもだけど。



何が高級かって、お寿司が回ってるんですよ。

機械の上を、皿に乗って、ぐるぐる回ってんの。

どうです、ハイテクでしょう。すごいでしょう。

おっちゃんが立ってて握ってくれるなんて

なんとまあアナログな、前時代的なシステムなんでしょう。

金のかかってない感が否めません。

それに比べて、このハイテクすし〜んマシ〜ン。

まあお金のかかったスタイルですよ。超高級寿司。



この、寿司が回る機械。

洗練されたフォルムとか力学的なホニャララとか

いろんなことが専門家達によって研究された末に

誕生しているんだと思います。すごいよね。

さて、このシステム、いったいどれぐらいするんでしょうねえ。

お値段ですよ。

よく分かりませんが、仮に3000万ぐらいとしましょうか。



さて、ここで私が謎なのはね。

この寿司屋、超高級のはずなのに、1皿なんと100円なんです。

驚いちゃった。お値段の価格革命やー!!

同じこと2回言ってる気もするけど気にしないでね。



で、なんか頼むと、壮大なスケールの機械に

寿司が乗ってくるわけです。

パリコレモデルのように機械の上で輝くたこ。

スミに置けませんね!(←たこだけに)

パリコレモデルのように機械の上で輝くいか。

スミに置けませんね!(←いかだけに)



その寿司が回転するさまは、まるで鳴門の渦潮、

自然のもたらす圧巻の摂理のようであります!

古舘伊知郎さんなら実況するであろう状態で

私の前に皿が流れてきます。

萩皿流行です。



で、ここで謎が発生するわけですよ。

この機械が仮に3000万だとするでしょ。

だから、この機械の上の寿司は、

表面上は100円だけど、

3000万の機械の上に乗ってるわけだから、

実際には3000万100円なわけですよ。

まあ、何回も書いてるとおり、

超高級寿司屋なんで、それぐらいしてもおかしくないわけですが。

しかし、実際に支払うのは、なんと100円なんですよ。



・・・ということは、1皿売るごとに、3000万の赤字が発生するということ!



・・・・・すげぇーー!!

10皿も食ったら、3億の赤字になっちゃう。

うわー。えらいこっちゃー。

しかも客は私1人じゃないから、トータルで見たら

すごい赤字がどしどしご応募されちゃう。

つまり毎日何百億の赤字になってるわけ。



なんでこれで、商売として成立するのだろう・・・。

不思議でしょうがないよ・・・・・・。