プロアマ



こないだ、テレビで「プロアマ」という番組が放送されていた。

どんな番組かというと、プロの芸人と

マチュアが、大喜利で対決するという番組です。



このアマチュアってのは、

どっかの大学の落語研究会の人だったり、

雑誌の投稿コーナーの常連投稿者だったりするわけです。



・・・なんやてー!?



・・・うわー。えらいこっちゃー。

今後再びこの番組があるとしたら、

雑誌の投稿者たちに出演オファーが来る、っていうことですよ。



ワシにも来るかもしれん!



うわー、どないしよ。

テレビ収録のオファーですよ。

どうする? オファー来たらどうするよ!?



俺は猛スピードで断る!!



いや、そんなん出れるぐらいなら、

R-1ぐらんぷりの予選出てるって。



R-1は、テレビカメラも無い(あっても1台ぐらいか)舞台で

やるわけじゃないですか。

それさえも出るのに躊躇(ちゅうちょ)してるのに、

テレビカメラ何台もあるスタジオでの収録の番組に

出られるわけがない。



R-1は、自分の好きなことやればいいわけじゃないですか。

それさえも出るのに躊躇してるのに、

好きなことやってればいいわけではなくて

「お題に答える」ってことをしなきゃいけないわけですよ。

しかもプロ芸人とのトークとかもあるわけですよ。

そんな番組に出られるわけがない。



R-1は、スベってもいいよ〜みたいな空気なわけじゃないですか。

落選にはなっちゃうんだけど、

マチュアなんで、まあスベっても仕方ないわなあ、

ていうかスベるのが普通って言ってもいいぐらいだなあ、

みたいなわけじゃないですか。

それさえも出るのに躊躇してるのに、

「勝負」ですからね。スベってられないのよ。

ていうか、「プロに挑むって言うぐらいなんだから

さぞかし面白いんだろうねえ」みたいな

空気なわけですよ。

そんな番組に出られるわけがない。



あかん。死ぬよ。収録中に死ぬ。

なんにせよ耐えられない。



いや、アマチュアがプロよりウケるってこともあるわけです。

ネタを、名前を伏せて発表するんですよ。

先に名前を出すと「プロ芸人だから面白い」とか

「アマチュアだから面白くない」っていう偏見が生まれるので

それを無くすために、平等が期されてるんですよ。

だから、アマがプロに勝つこともある。

・・・んー、それはすごい優越感だろうけどなあ。

ただ、もちろんウケないこともあるわけで。

そんなんなったらあかん。死ぬよ。俺は収録中に死ねる。



そんなすごい番組がありました。

怖い番組やでえ。

オファーが来ないことを祈ります。




・・・あのー、色須魅亜さんってさあ、

投稿者ではあるけどさあ、

別に有名投稿者ってほど

投稿界で有名なわけじゃないんで、

オファーなんか来ないと思うんですけど。



・・・・・・ああー、そうだね。もっともですね。杞憂だったわ。